Drupal 開発ディレクター兼エンジニアが仕事、育児、本など雑多に書くブログ

大文字と小文字を意識するだけで、英語はグッと読みやすくなる

仕事でも結構英語を使う機会が多い。

英語慣れしていない人の英語で気になるのが、大文字と小文字の使い分けだ。

 

この使い分けの精度は、おそらく「正しい英語を読んだ量」に依存する。

当たり前に英語でニュースを読みメッセージのやり取りをし、本を読むなり食べ物の注意書きを読むなりしていれば、この精度は当たり前に上がっていく。

 

大文字小文字の違和感を日本語に例えるなら、漢字とひらがなのバランスのようなものか。

例えばいくら全てが正しい日本語で構成されていても、括弧の使い方や句読点の位置がおかしいとどうしても違和感を感じてしまう。

日本語で呟いている外国人のTwitterでたまに見るようなあれだ。もちろん語学の勉強の過程ではそれで良いんだけど、もう一つ上を目指そうと思うと、この違和感は排除したい。

 

おそらく、文章力が高い人ほどこの違和感を意識してしまう。

そしてコミュニケーションを生業とするホワイトカラーで働く人々は、上にいけばいくほど文章力が高くなるものだと思っている。

 

英語で大文字を使う場面は、割と明確にルールが決まっている。

基本的には、「唯一無二のもの」は頭文字を大文字にすると考えておけばよいだろう。

 

例えば名前の先頭は”Tanaka”のように大文字にする。

これは当たり前だと思うのだが、読めるレベルの英語の文章を書ける人でも、ここを小文字にしてしまう人が意外といる。

 

あとはサービス名や企業名。

”LINE”を”line”と表記されると、どうしても一瞬理解にタイムラグが発生してしまう。その繰り返しが、読みにくい文章になってしまうのだ。

 

ちなみにロゴ上は”facebook”だが、”Facebook”が正しい表記である。Twitterも同様だ。

 

今気づいたが、これは苗字の漢字をずっと間違えてメールで書いてしまう人に似ているかもしれない。

致命的ではないが、気がそれる。注意をするほどのことでもない。

言っていることは正しくても、その前の基本的信頼の部分で少し減点が発生してしまう。

 

綺麗な文法と語彙で分かりやすい英語を書く自信が無いのなら、まずはこういった「意識付けによって改善できるところ」から着手してみるのと良いと思う。

「正確に言語を扱うこと」に意識を向けると、自ずと精度は上がっていく。

 

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英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

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そんな感じ。