Gengoro’s Blog

デジタルマーケティング業界でプロジェクトマネージャーをしています。

無駄な会議をなくすために「隠れファシリテーション」をしよう

またまたこの本から。

 

会議や議論を主導する役割を、「ファシリテーション」と呼ぶ。ビジネス書や社内研修などで、この言葉をご存知の方は多いだろう。

 

この本では、会議を変えるにはまず「隠れファシリテーション」をしようと主張している。

新人や途中からプロジェクトに入った人間がいきなり仕切り出しても、誰もついてこず変化が起こせないからだ。

 

隠れファシリテーションの要所は2つ。

  1. 会議の終了条件を引き出すこと
  2. 決まったことを明らかにすること

 

「会議の終了条件」という考え方は分かりやすいのでおすすめだ。

目的やゴールと言われると詰まってしまうものが、「どういう状態になればこの会議は完了したと言えるのか」という問いに変換することで、明確になる。

前に出て仕切るのではなく、会議が始まる前にしれっと聞けば良い。

 

決まったことを明らかにすること。

要するに誰が何をいつまでにやるのかだ。

これもとりあえずは終わり際に聞けば良い。慣れてきたら、書いてメールなりチャットなりで共有すれば良い。

 

新卒の頃は、何をして良いか分からず、会議に出てもただじっと見守っているだけという時は多かった。

そんな新人に仕事を与えつつ、会議がスムーズになり、かつ始まりと終わりが明確になってくるこの方法はおすすめできそうだ。

 

そんな感じ。

課題解決の5つの階層モデル - 噛み合わない議論は階層を見極めよ

↓この本を読みました。

 

評判通り、すこぶる良い本でした。

リモート時代においては改訂の余地ありですが、会議における「ファシリテーション」の極意が詰まっています。

 

こちらに書かれていた「議論が噛み合わない理由」がしっくりきたので紹介。

 

 

議論が噛み合わないのは、違う階層で話しているから

「課題解決の5つの階層」というモデルが紹介されています。

これが非常に分かりやすい。

議論が噛み合わずぐちゃぐちゃになってしまう時は、ここの階層が揃っているかを見極め、下の階層から認識合わせを行うと良い。

 

課題解決の5つの階層モデル

5つの階層は下記の通り。

5. 効果:どの施策が効果が大きいのか?

4. 施策:どんな解決策があるのか?

3. 原因:なぜそれが発生するのか?

2. 問題:具体的にどう困るのか?

1. 事象:何が起こっているのか?

 

課題解決の順序

つまり、課題解決は下記順序で進めることで、「最も期待値の高い施策」を導き出せるということです。

  1. まず事象を正確に把握する
  2. その事象によって、どんな問題が起きているのか(起こるのか)明らかにする
  3. その問題が起きている根本的要因(root cause)を突き止める
  4. 原因を解消するために、どんな打ち手があるのか?
  5. 打ち手のうち、効果が高いものはどれか?

 

噛み合わない議論は階層を見極めよ

議論が噛み合わない際は、8割型この階層が合っていないからだと言う。

噛み合わない場合は介入し、下の階層から順に「これってこういうことで合ってます?」と問うて認識を揃えていけば良い。

やや面倒に感じるが、下の階層で認識が一致していなければ必ず上の階層で詰まるので、これは避けて通れない。

 

よくあるのはバイアスにより下の階層をスキップして「施策」の話に入ってしまうケース。

頭の回転が速い人ほど陥りがちな罠なので、そんな場合は議論を止めて下の階層に立ち返ろう。

 

一人で問題解決を考える際にも

このモデルは一人で問題解決を考える際にも使えるだろう。

事象 → 問題 → 原因 → 施策 →効果 としっかり切り分けて書き出すことで、順序立てて思考できる。

そのまま意思決定者に渡すことで、どこに認識齟齬があるかも指摘しやすい。

「上司が意思決定してくれない」などと嘆くよりは、自分の伝え方を完璧に近付ける方がよっぽど有益だろう。

 

この本からは他にも有益な示唆が多々得られたので、また紹介していきます。

 

そんな感じ。

「働く」は「傍を楽にする」こと - 仕事と人生のバランスを見出すヒント

↓この本を読みました。

 

駒崎さんについては、出口さんとの対談本『世界一子どもを育てやすい国にしよう』で知りました。

この本ではもともとワーカホリックであった著者が、どのようにしてワークとライフの在り方に気付き、変えていったかがまとめられています。

 

特に面白かったのが「働く」の語源の話。

「働く」はもともと「傍を楽にする」という意味から来ているので、皿洗いをするとかPTAに参加するとか、「誰かを楽にする行為」すべてを「働く」として捉えなおせば良いのでは、というのが著者の主張です。

 

これとても面白い考え方で、あらゆるものを「働く」として捉えなおすことで、人生のバランスを考え直すことができる。

実は誰かを楽にすると、お金以外でも対価を得ていることに気付ける。

 

例えば家事をすることは家族関係を良くすることに繋がるし、妻の時間を空けてやれば、結果として世帯収入が上がるかもしれない。

地域の活動に参加することは、自分だけでは見切れない見守りネットワークを構築し、ひいては我が子の教育環境を充実させるためのものである。

 

そして大きなポイントは、現代が便利になったからと言って、全て簡単にお金で解決できるわけではないということですね。

本当の大富豪であれば、全て外注して自身はお金を得られる仕事に集中するのが最も生産性が高いのかもしれません。

 

でも、大半の人はそうではないはずです。

お金を払って保育園に預けようが、夜になれば我が子の面倒を見る必要があります。

であれば、夜までお金を得られる仕事に従事し、家庭をほっぽらかしてる場合ではないのです。

 

他の「仕事」ができない時間を使って、対価を得る仕事をする。

結局対価が得られるかどうかというのは、「それがビジネスとして市場化されているか」でしかないんだと思います。

 

お金を稼ぐことは必要だし面白いですが、それ以外でも誰かの為になることをしましょう。

そのために取っ払うべき、排除すべき社会の仕組みに、ひとりひとりが立ち向かいましょう。

 

世間手を気にしてそういった一つ一つの行動を変えないことは、未来へ問題を先延ばししているに過ぎません。

子どもを持つと、「問題を未来へ先延ばしすること」が自分に関係ないことではなく、我が子や孫の未来に直結することが何となく分かってくると思います。

 

良いところは継承し、悪いところは整理したうえで、未来へバトンを繋ぎましょう。

そのために、働くを広義で捉えなおし、「誰かを楽にすること」にたくさん時間と頭を使いましょう。

 

まずあらゆる行動を「働く」で捉え直し、「最も身近な人の幸せに貢献できているか?」と問い直すことで、あるべき時間配分が見えてくると思います。

 

↓仕事に対する向き合い方を考えるうえでは、出口さんの書も大変有益でした。

 

そんな感じ。

「書くスキルは書けば伸びる」を見事に証明した『武器としての書く技術』

↓この本を読みました。

 

イケダハヤトさんについては今おそらくネット上からある程度撤退しているので、この人のブログがどれほど面白いのか、どれほど価値のある情報を発信していたのかというのは、正直よく分かりません。

なんとなくうさんくさい人と思われてる人だとは認識しつつも、割と評価も高かったので改めて読んでみました。

 

読んでみてまず驚いたのは、その文章の分かりやすさ。そして、彼が書いてきた文章の圧倒的分量。

1日1記事とかそんなレベルではなく、息を吐くかのように文章を生み出し続けるブロガーというのは、日本全国を見渡してもそんなにいるものではありません。

 

この本は、こと「書く」という行為に関していうと、圧倒的に分かりやすく、身近な教科書として成立しています。

書いてあることの一つ一つは至極基本的です。

やれ文章は区切れとか、同じ言い回しばかり使うなとか、思いますに逃げるなとか。

 

「そんなの知ってるよ」なんだけど、息を吐くように文章を書きながらそういった基本を押さえるには、大量の文章を書くしかない。

その当たり前かつ残酷な事実を、この本の中で見事に証明しています。

 

とにかく分かりやすい。

 

ブログを書く際に「こんな情報に価値があるのか?」というところで引っかかりがちですが、それはそれで意識しつつもやっぱり書きまくらないと話にならないですね。

 

そんなことを感じ、ソッコーで書き出しました。

 

稼ぐとか有名になるとかそんなことはどうでも良く、ただただ書く力を磨いていきたいので、これからも書き続けます。

 

そんな感じ。

読んだ本 - 2021年6月

2021年6月に読んだ本の中からピックアップです。

 

 

ダチョウ力

面白い面白いと聞いていたが、噂通り面白かった。

ダチョウというニッチなテーマを研究している人と出会う機会は、普通に生きていればなかなか訪れないだろう。

そんな人の体験談に触れることができるのが、本の良いところ。

コロナ禍においても、こんな異端なところからイノベーションが起きるかも?というワクワク感を感じられる。

 

知的生活の方法

かなり古い本ですが、面白かった。

知的な生活に憧れを抱き、実践していく著者の考えは、時にひとりよがりだし科学的根拠に欠けているものもたくさんある。

しかし、それで良いのだと言いたい。

正しいと信じ、そこに美しさを感じる生活を実践して生きる。

そうやって時代ごとに知的生活を繋いでいくことの美徳を感じられる本だった。

蔵書がその人の知的レベルを作るといった話は身に染みる。若い頃は図書館で良くても、じきにしっかりした蔵書を持ちたいなぁ。

 

世界一子どもを育てやすい国にしよう

出口さん駒崎さんの対談本。

老害と言われてもおかしくない年で、これだけアイデアが出てくるのは凄いなぁと感心した。たくさん読むことが人格を作るというのは、この人を見ていればある程度証明されていると思う。

子を持つと、今生きている世界が自分だけのためじゃなくなってくる。

我が子の未来をより良いものにするために、何ができるか。

日本の子育て現在地を確認しつつ、どこへ向かうべきかを認識できる良書。

 

管理ゼロで成果はあがる

ありきたりな内容もちらほらあったが、「仕事ができる」を階層別に可視化したフレームワークは分かりやすかった。

まずレベル1として与えられた仕事をきちんとこなせる人がどれだけいるか。そういう人材を集めないと、そもそもの基盤が揺らいでしまう。

昨今言われてきている採用の重要性についても触れられている。

ビジネスの変化が加速し人の動きが流動的な時代だからこそ、積極採用で失敗している企業は多い。

リモート推進もあり、本当にレベルの高い企業は半端な人材を取る必要が無くなってくるだろう。

そんな中勝ち残っていくために、離れていても力を発揮できるチームマネジメント力やリーダーシップが求められる時代がくるだろう。

 

働き方革命

熱かった。

個々人が働くを捉え直すことで、社会を変えていく。そこから革命が起こるんだと。

働き方に関してはまったくその通りで、何かが変わるのを待っていても、何も変わらない。

それぞれが「こんな仕事だけの人生で良いの?」と自問自答し、「いやいやそうじゃないでしょ!」と気付き行動を変えていくことでしか、もうこの国は救えないと思っている。

ブラックだというなら、さっさと力を付けてそこから抜け出そう。

現状に甘んじるな。自分の人生をただただ仕事に支配されるなんて、どう考えても間違ってる。

声を上げて、自分から革命を起こそう。

 

その他読んだ本はブクログからどうぞ。

げんごろの本棚 (げんごろ) - ブクログ

 

そんな感じ。

読書会に行って感じた自分の言葉にすることの大切さ

先日はじめて読書会というものに行ってきました。

前々からなんとなく気になってはいたものの、特にきっかけがなくこの年まで、、、

そこそこ読んでいるが、十分なアウトプット習慣が無いままここまできた感じです。

 

はじめて行った感想は、「これは読書習慣を強化するのに良いな」という感じです。

 

どういうことかと言うと、ただ読んでいるだけでは流れていってしまう情報を、自分の言葉にできる。

さらに自分の言葉に他者の言葉が乗っかって、理解できていない部分が可視化される。

ついでに全然考え方が違う人がどんな本を読んで何を考えているかから、ヒントが得られる。

 

はじめは「3時間とか長すぎだろ」と思ってましたが、行ってみるとこれは割とありだなと思いました。

 

今回行ったところは電車込みで30分くらいのところなので、それこそ毎週でも行きやすいような近場でやってないか探してみようかなと。

 

「自分が自由に話す時間」って特に仕事だとなかなか得られるものじゃないので、これを500円とか1,000円で買うと考えると割と良いプレゼン練習にもなるんじゃないかと思います。

 

  • 強制アウトプット
  • 繋がり
  • 気付き

読書会は短い時間で多くの刺激を得られる場として、おすすめです。

 

 

ブクログで手に取った本をすべて記録する

最近ブクログをまた使いはじめました。

 

げんごろの本棚 (げんごろ) - ブクログ

 

これまでブログに書いたりNotionに書いたり、Twitterに呟いたりしてきました。

ただこの方法だと、基本的には「読んだものだけ」しか残らないんですね。

 

毎週図書館で借りて乱読するというスタイルは、必ずしも読んだ本だけが自分の中に残っているという訳ではありません。

少しでも手に取って目次を読んだ本は、何かしらの形で自分の中に蓄積されている。

 

ただそれも手に取ったことすら思い出せないと何も引き出せないので、借りてきたらとりあえずざっと眺めてブクログに登録するようにしてみました。

 

漫画やら絵本やらも含めると、月間で手に取った本は30冊は超える。

しかし、それら一個一個について丁寧に書評を書くとか、そんなことはできない。

 

そのハードルを下げて自分の読書習慣を振り返られるだけでも、この方法は良いなと感じてます。

 

そんな感じ。