Gengoro’s Blog

Drupal開発のプロジェクトマネージャーをしています。

「課題の分離」と「アサーション」で人間関係の悩みはだいたい無くなる

ときおり悩み相談を受けることがある。その中でも、家族とか上司とか「身近な人とソリが合わない」といった話が多い。

人間関係の悩みに向き合う時、「課題の分離」と「アサーション」という概念が頭に浮かぶ。 私自身は、ここ5年くらい人間関係の悩みを持つことはほとんど無くなった。その理由を考えてみると、これらのアイデアに行き着く。

「課題の分離」はアドラー心理学で提唱されている概念で、ものすごく平たくいうと、他人が考えるべきことに勝手に介入するなということだ。 これを平たく薄っぺらく解釈して悪用されると辛いが、要は自分にできることだけを考えて人事を尽くしたら、その先どうなるかは自分にどうこうできる問題ではないということだ。 これは7つの習慣でいうところの「影響の和」にも似ている。人間関係で悩みがちな人は、そもそもここの切り分けができておらず、悩んでもどうしようもないことに思考を割いているケースが多々ある。

アサーションはコミュニケーション術の一つで、主語を「私」にして、自分はどう思ったかを軸に話をする手法だ。人間関係をこじらせてしまう人は、相手を非難したり、相手に言われたことを自分への非難として捉えがちだ。 そうではなくて、自分の考えは真っ直ぐ伝えたうえで相手を非難しない方法はあるし、言われたことを勝手に非難と捉え「あの人は私のことが嫌いなんだ」とか考えてしまうのをやめよう。

残念ながら、他人を根本から変えることはできない。 だから自分の向き合い方を変えて、伝え方を変えて、捉え方を変えるしかない。そしてこれにはそれなりに時間がかかる。

まずその原則を理解して、じっくり自分を変えていく覚悟を持ってはじめて、全てが上手く回っていくようになるのではないか。そんなことを伝えられたらと思っているが、うまく伝わっているだろうか。

Drupalへ寄付してみた

ふと思い立ってDrupalへ寄付してみた。

下記から誰でも寄付できるようになっている。
https://www.drupal.org/association/donate

1回か繰り返しかを設定できて、金額はおそらく1$からでも寄付できると思う。 PayPalで支払いができるので、3分もあれば終わる。

ちなみにDonationにはClassyというサービスが使われている。何でもSaaSがある時代だ。
Online Fundraising For The Modern Nonprofit | Classy

ここ数年で日本のDrupal市場も賑わってきた。組織が安定してきたら、定期的な寄付を考えるのも良いかもしれない。 Drupal開発企業はもちろん、その恩恵を受けている大企業やどデカエージェンシーがここに投資する動きがあると面白いな。Drupalに限らず、最近暗いニュースが多いOSSに光が指す。

個人レベルでも、寄付や募金はとてもコスパが良いと思っている。 iPhoneは無条件で赤を選ぶという記事を昔書いたが、むしろGiveできる手段として活用すべきだ。 gengo-k.hatenablog.com

頼んまっせ、影響力のある皆さん。そんな感じ。

さようならドットインストール ー ディレクターとエンジニアの兼務について

昨年末くらいからドットインストールを使って勉強してきた。 転職が決まって入社するまでは「休む」ことが一番の目的だったので、本格的に触りだしたのは1月頃から。

HTML/CSSからJavaScriptPHPなどの基礎を一通り学習した。 vimLinux、Git、SQL、Emmetなんかもさらっと学べるので重宝した。

高度なことはまだまだ理解が浅いが、有償版の利用は一旦終わりにした。 今これ以上「入門」に時間をかけるのは効率が悪いし、何より現場でのリアル感から離れると楽しくない。

月額1,000円ちょっとで一つ一つの動画が短いため、3ヶ月とか半年とか、時間を区切って勉強するにはおすすめである。

今は優先的にDrupalのモジュール開発・テーマ開発の方法を学んでいる。 あとは気になるコントリビュートモジュールを触ってみたり、運用しているサイトの改修タスクがあればまずは自分でできそうか見てみたりと、まぁそういった感じだ。

ディレクターとエンジニアの兼務に対して、はじめはややパラドックスも感じていた。 ディレクターの肝は速く少ない手数で仕事を渡すことである一方、エンジニアとして成長するには自ら取り組む必要があるためだ。

はじめはそこの切り分けがすっきりしなかったが、最近は今できないことはできないと割り切って動けてきている。 今できない=一生できないではないし、はじめから最後まで自分でやらなくても、できる範囲で自分ごと化して向き合うことはできるはずだ。

そんな感じで一つ一つのタスクと向き合っていくと、あらゆるタスクに成長機会が潜んでいることが分かってくる。 吸える蜜は吸えるところまで吸いつつ、業務としては絶対に滞らせない。 そんなバランスを探りながら少しずつ前進していくのが、それはそれでまた楽しかったりする。

drupal_set_message の代わりは \Drupal::messenger()->addStatus()

Drupalは日本語情報がまだまだ少ない。基本的な枠組みは大きくは変わらないため、英語のかなり古い記事やStackOverflowのQ&Aを参照することがある。 ただ中には廃止されたメソッドなんかが含まれていて、それが原因で正しく動作しなかったりする。

drupal_set_message() はよく見かける。これは9.0.0にて廃止され、今は \Drupal::messenger()->addStatus() を使用するということらしい。 https://api.drupal.org/api/drupal/core%21includes%21bootstrap.inc/function/drupal_set_message/8.5.x

日々コードを書き続けていたら、こういうのも何となく頭に残っていくものなのだろうか? まだ忘れてググってを繰り返しているので、こうやってブログ等に書き留めておこう。

.info.ymlcorecore_version_requirementという書き方に変わっている。 https://www.drupal.org/node/3070687

db_insertも一度詰まった。\Drupal::database()->insert() に変わっている。 https://www.drupal.org/project/spin/issues/3082923

9では既にかなり再利用性の高いコードが書けるようになった印象があるが、これからもいろいろ変わっていくのだろうか? 過去の情報を見ていると、正直6や7で開発に関われる気が全くしない。素のPHPを勉強していても結構ハードルが高いので、フレームワークって凄いなぁと改めて感じている。

情報セキュリティマネジメント試験を受けてみた

6月の頭に、情報セキュリティマネジメント試験というのを受けてみた。

www.jitec.ipa.go.jp

結果は7月末だが、午前86点/午後95点だったので合格のはずである。

 

情報セキュリティマネジメントはITパスポートと基本情報技術者の間にあるような試験で、主に企業のセキュリティ担当者が取得すべき資格となっている。

下記サイトでは、普通難易度に分類されている。

https://newtongym8.com/rank-it

 

IPA試験は範囲も広いので、下から順に積み上げた方が確実でモチベーションを維持しやすい。そんな気持ちで30歳を過ぎて、ITパスポートから順に取得している。

しかし、思った以上に勉強にはなった。具体的な問題内容は規定上書けないが、セキュリティの専門知識を全体的にさらっと勉強でき、セキュリティ情報のインプット効率を上げられる。

 

基本情報もとても範囲が広いが、そのうちセキュリティに関する部分は一通りやった状態になれるため、勉強範囲を狭められるメリットは大きい。

 

セキュリティに強みを持つ人が少ない気はしているので、どこまで突き詰められるか分からないが、意識的に強化していきたい分野の一つ。

OSSに関わるうえでもセキュリティは日々話題にあがるところだし、深く理解していきたいところ。

 

次は基本情報だが、来年から試験内容が変わると。

www.jitec.ipa.go.jp

変更後数年は合格率が安定しなかったりするので、今年中に取ってしまいたい。一方でアクイア認定デベロッパー試験も合格が見えてきたので、こちら優先ではある。

できれば3年以内くらいに、最上位のどれかを取りたい。今だとプロジェクトマネージャーだが、バックエンドを極めるならデータベーススペシャリストなんかも候補に入ってくる。

 

資格は合う合わないがあるので、下記も合わせてどうぞ。のめり込む力というか、「没頭力」がそこまで高くない人には、ちょうど良い目標設定として使えると思っています。

gengo-k.hatenablog.com

 

そんな感じ。

macOSのクイックメモをホームメモにする

Macでメモを取る際は、最近は純正アプリを活用している。 といってもiCloudやらを使って保存するわけではなく、クイックメモを使い一時的なものとして使用している。 support.apple.com

立ち上げの速さ。この一点を追求すると、やはり純正に軍配が上がる。 fn + Qで即座に立ち上げられるし、四隅のホットコーナーにマウス移動すると開くようにも設定できる。 pc.watch.impress.co.jp

Notion, esa, Scrapbox等いくつかメモを取るための手段を試してみたが、ブラウザのタブが迷子になったり、回遊しているうちに書く方のメモが行方不明になったりして困っていた。 やはり書くもの見るもの、役割に応じて分離しておくのが良い。

クイックメモで取ったメモは使い捨てで、少し成形してesaやAsanaに転記する。 Markdown形式で書き、連続した箇条書きは補完されるが、見出しは勝手に表示変換されないくらいの機能もちょうど良い。 リッチすぎず、シンプルに「メモを取る」ということに集中できるUIになっている。

ローカルにメモを一切残したくない・管理したくないということも考えていたので、その点でも書き捨てタイプのクイックメモがちょうど良い。 メモのホームポジションが定まることで、書き出す際のストレスから無事解放された。

読んだ本 - 2022年4月

転職して3ヶ月。見えないストレスも減り、心身共にコンディションがとても良い。

娘がもう少しで歩きそうな頃。

はじめてのレコード

またレコードを聴きたいと思っている。今はお金やスペースの問題から持っていないが、レコードをゆっくり聴く時間は贅沢だ。

初心者向けの本だが、音が鳴る仕組みやコレクターなら知っておきたい情報など、それなりに濃い内容ではある。

知的生産術

結局めっちゃ読んでる出口さんの本。同じ人の本を何冊か読むと、思考をだいぶトレースできるようになってくる。「アウトプット」と「多様性」がキーワードで、これからの時代を生きるうえでのベースを与えてくれる。

橋をかける

美智子様国際児童図書評議会というところでされた講演内容を書籍化したもの。

本を読むことで心が豊かになるということを、経験を持って教えてくれる。

「本を読む」という行為を意識高いものだと位置づけてしまう人は物語を軽視しがちなので、是非読んでみてほしい。

Webディレクションの新・標準ルール

まさにWebディレクターのための教科書。これまで読んだどの本よりも網羅性と分かりやすさの点で優れていた。新人はまずここから、経験値ある方は自分の強み弱みの把握に使えると思う。

デザイナーやエンジニアなど、ディレクターっぽい動きを求められるようになったがどこから手を付けていけば良いか分からない方の羅針盤にも。

言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか

ナイツ塙のお笑い論。M-1の歴史をお笑い論者と振り替えれる良書。

なぜあの時ああなったのか、なんとなく見ていたものの裏にあるものを言語化してくれている。笑いを言語化して語るという行為はこれまで敬遠されてきたため、新しく貴重である。

オール巨人師匠も本を書かれたようなので、そちらも見てみよう。

英語独習法

認知科学者が教える合理的な英語学習法の本。

単純な暗記に留まらない語彙とスキーマを獲得し、英語を自由自在に操れるようになることを目指す。聞き流しやなんとなくの多読に警鐘を鳴らし、スキーマ獲得のためのコーパスの活用法を紹介している。

なにせ忙しいものでどうやってこれを自分のライフスタイルに当てはめるかは考える必要があるが、聞く話すよりも「読む力を伸ばす」ことが何より重要という点が理解できたのは大きな収穫。

グラスホッパー

Kindle Unlimitedかな?有名なので根気強く読んだが、自分にはちょっと合わなかった。

オムニバス形式で、物語が集約されていく展開は秀逸。ただ結末が見えてくるまでが非常に長いので、辛抱と記憶力が求められる作品。

英語の読み方-ニュース、SNSから小説まで

英語独習法に続いて。文法、語彙、背景知識。英語の文章を読むためには、この3要素が大事。

文法は理解したつもりで、難解なものになると見落としてたりするので意識して読む必要がある。

語彙は英語独習法と同じだ。しつこく調べて深い理解を培おう。

西遊記 (10歳までに読みたい世界名作)

西遊記を超簡略化して書いたおはなし。マジで無知なので孫悟空がここから来たことを改めて知った。

このシリーズは教養の前段階に良いかもしれない。

MASTER KEATON / 12 完全版

遂に完結。途中筋が読めなかったものもあるので、また読み直したい。

Kindle版が無いようなので是非出していただきたい。これまで読んだ漫画の中でも最高峰の部類に入る名作。

はじめての やまのぼり

美智子様の作品。文章が美智子様で、絵は別の人が書いている。見えない希望に引っ張られて、人は辛いことも乗り越えられるというメッセージ。読後考えることで味が分かるような作品だ。

時をかける少女 〈新装版〉

映画にまでなっているので長編小説かと思ったら、表題自体は一つの話で、全三篇が収録されている。

文体が非常に読みやすく、普段あまり本を読まない人にもおすすめできる。別の作品も読んでみよう。

 

今月は気付いたら結構な本を読んでいた。ベッドタイムが主のため、難解な本はあまり読めていない。

軽めの技術書は寝る前でも読めるので、もう少し近い将来身になる本を増やしていこうかな。

とはいえ毎日30分物語を読む習慣はとても良いのでおすすめである。