Drupal 開発ディレクター兼エンジニアが仕事、育児、本など雑多に書くブログ

アクイア認定サイトビルダー - Drupal 9を取得した

無事取得しました。

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いやー良かった。

 

今回はそれなりに勉強したのでまぁいけるとは思ってましたが、それでも結果を見た時は嬉しいですね。

 

取得までに見たリソースなんかを、簡単にまとめておきます。

 

 

アクイア認定サイトビルダー学習ガイド

アクイアジャパンから提供されている日本語の学習ガイドをまず確認しました。

www.acquia.com

 

まずここで、この認定資格の立ち位置をしっかり確認しましょう。

「出題側の意図をしっかり理解しているか」は結構大事で、そこを理解しておくだけで明らかに違う選択肢を排除できたりもします。

 

今回Acquia Academyは使いませんでした。

ちゃんと読んでないですが、おそらく企業メールアドレスでの登録が必要なのかな?

 

サイトビルダー試験対策講座

これもアクイアジャパンが用意してくれているYouTube動画コンテンツです。

youtube.com

 

試験のドメインに沿った構成になっていて、一つ一つ管理画面を見ながら説明を聞けるため非常に学習効果が高いです。

ビューの操作なんかはテキストで読むだけじゃ分かりにくかったりするので、是非動画の活用をおすすめします。

 

ローカル環境で触ってみる

環境構築でつまずくのも無駄なので、今回はMAMPというものを使用しました。

コンテンツタイプを作ってフィールドを追加してみたり、デフォルトで設定できる画像スタイルのパターンを一つずつ見てみたり、環境設定配下の設定項目を細かく見てみたり。

細かな確認のためには、やはりローカル環境構築は必須です。

ComposerやLandoなどこれまであまり触れてこなかった領域はサイトビルダー試験では不要ですが、実際に開発するうえでは少しずつでも学んでいく必要があると感じました。

 

トピック別参照資料を読む

学習ガイドに用意されているトピック別参照資料は、かいつまんで読みました。

理解が難しいところは、いろんなリソースで多角的に学習してみると少しずつ分かってくると思います。

 

その他

Drupal 8の際は、この本をスタートブックとして活用しました。

やや環境が変わっているため使いにくい部分もあると思いますが、一通りの機能を見れるためおすすめの書です。

 

8との相違点

体感からすると、そこまで無いというのが正直なところです。

レイアウトビルダーとメディアが主な追加箇所ですかね。

 

私の場合は実際にプロジェクトに関わる期間が1年ほど空いていたので、基本の復習も兼ねて受験しました。

Drupalはなんとなく理解してから完全に理解するまでの間に大きな開きがあると思うので、改めて基礎から固めておくことは決して無駄にはならないと考えています。

 

サイトビルダー人口を増やしたい

さて、このサイトビルダーですが、より多くの人にチャレンジしてほしいなと個人的には思っています。

 

複雑なDrupalで良いサイトを作るには、「Drupalを分かっている人」が構築に集中できる環境を作ることがポイントだと思っています。

そのうえで関わるステークホルダーDrupalの基本を理解していれば、基本的な部分の説明は省いて要件やアーキテクチャの話に割ける時間が増えます。

 

基盤がしっかりしている分「Drupalで開発すると速い」というのは嘘ではないんですが、それはあくまで要件が定まっていることが前提。Drupalの癖やコアモジュールで実現できる範囲を理解して要件定義〜開発設計をスムーズに進めることこそが、Drupalでのスムーズな開発に繋がると信じています。

 

まずは開発ベンダー側のディレクターやプロジェクトマネージャーからDrupalへの理解を深め、ヒアリングしながらコンテンツタイプやフィールド、タクソノミーがどのような設計になるか頭の中で組み立てながらプロジェクトを進める状態を目指しましょう。

 

今後の学習

頭の温かいうちに、現時点で分からない・知りたいと思っているところは、下記あたり。

  • ビューズの高度な設定
  • Webform
    • 試験後に「コンタクトフォームは実案件で使っていないから分からなかった」と言っている方がいましたが、これはおそらく複雑な要件になるとWebformで実装することが多いからなんだと思う。
  • テーマ作成
    • 具体的にどんなファイル群を用意してどのように設定しているのか理解したい。
  • コントリビュートモジュール
    • コアモジュール以外は試験の対象外となるので、ここは個別にやっていくしかない。
    • WebformはもちろんやTokenやPathautoなど、実案件ではほぼ絶対に使うといったコントリビュートモジュールが複数あるようです。
    • Drupal.orgの上位モジュールは個別に見て理解を深めたい。
  • 開発スキル
    • Lando、Composer、Git、Drushなど、開発者であれば普通に理解していないと話にならないところはこれから。
    • ドットインストールで基礎の基礎からやってますが、どこまで理解を深められるだろう、、、といったところです。

 

目安として1年後のデベロッパー試験合格を目指して、スタディガイドを見つつ少しずつ学習していきたいと思います。

docs.acquia.com

 

今はそこまでの道のりが具体的にどういうものかはっきり見えてはいませんが、少しずつということで。

 

そんな感じ。