子どもを料理に巻き込むには「とのさまかこむ」
昨年12月に長女が産まれました。
妊娠発覚後、ちょくちょく育児本を読んでいます。
父親向けの本としては、下記がよくまとまっていました。
この中に子どもを安全に料理作業に引き入れる指針が「とのさまかこむ」という名前でまとめられています。
各作業の頭文字を取ったもので、下記の通りです。
- とる
- のぞく
- さわる
- まぜる
- かう
- こねる
- むく
それぞれで想定できる具体的な作業について、考えてみます。
とる
「とる」には、へたをとるといった主に調理器具を使わない取る作業が含まれます。
- ピーマンのわたを取る
- トマトのへたを取る
- えんどう豆のへたを取る
などでしょうか。
慣れてきたらこんなので鱗取りなんかもできるかもしれません。
あくまで危なくないものから、チャレンジさせていく。
のぞく
「のぞく」はあさりの塩抜きとか、除く作業が含まれます。
- きゅうりのアク抜き
- 切ったじゃがいもを水にさらす
- キッチンペーパーで肉の血抜き
とかでしょうか。
こういう下処理を早い段階で覚えられると、料理スキルがグッと上がる気がしますね。
さわる
「さわる」は触って食材の感触を覚えることです。
- 魚
- 肉
- 野菜
何でも触って調理前の姿や感触を確かめることは、創造性を高めることに繋がりそうですね。
お母さんだけが献立を考えるとどうしても偏るので、いろいろな食材に触れさせるために、父親も献立作りに積極的に関わった方が良いです。
今はかなり多くの食材が手に入りやすくなっているので、家を出るまでに一通りは調理して食べる経験を持たせられると良いですね。
まぜる
「まぜる」はそのまま混ぜる作業。
- 卵を溶く
- 和え物に胡麻をかけて混ぜる
- 混ぜごはん
など、いろいろ考えられますね。
切って混ぜるだけで完成する料理も割と多いので、自分の手で料理が完成すればめちゃくちゃ楽しい経験になるでしょう。
力加減が分からないので、ものすごいたくさんこぼすんだろうな。熱いものは、注意が必要かなーと。
かう
「かう」は買い物。
これをあんまりやっていない家庭が多い気がします。知人の家では、「相場より安ければ買う」といった決まりごとを作って、各スーパーの値段を子どもが覚えているらしいです。
他にも野菜コーナーで目当ての野菜を見つけたり、小さい袋に詰めさせるとかいろいろできそうですね。
何でも自分でやっちゃった方が速いんですが、こう考えるとどこまで良い育児ができるかは親の余裕に依存するんだな〜と改めて思います。
こねる
「こねる」はハンバーグをこねるとかそういうもの。
餃子作りなんかもやってみたいなぁ。
パンをこねたり、お菓子作りなんかもここに入ります。
小さい頃兄弟含め4-5人で餃子を作って、速さや綺麗さを比較し合うあの感じは楽しかったなぁ。そういう楽しい経験が料理と向き合う姿勢を変えると思うと、その場での時間的ロスは全然取り返せると思っています。
むく
「むく」は野菜の皮むきとかそういうもの。
ゆで卵の殻むきなんかも良さそうですね。
海老の皮むきとか、包丁や刃物を使わないものはどんどんチャレンジさせて良いんじゃないかな?
料理に全く触れずに大人になると、こういった基本動作が分からないからどんどんやる気が削がれていっちゃうんです。
料理が楽しくなってきた
ざっと思いつくものを書いてみました。
私自身まったくと言って良いほど料理に関わってこなかったので、娘には早いうちから料理する楽しさを教えたいなと思っています。
育休がはじまって、今は妻に教えてもらいながら一つ一つの型を覚えていっています。まだ全然ですが、できることが増えるというのはやっぱり面白いものですね。
ベタベタですが、この本が本当に分かりやすくて料理への障壁を取り払ってくれるので、「まず一冊」と思っている方は是非見てみてください。
人生ではじめて料理が楽しくなってきた今日この頃。
そんな感じ。