無駄な会議をなくすために「隠れファシリテーション」をしよう
またまたこの本から。
会議や議論を主導する役割を、「ファシリテーション」と呼ぶ。ビジネス書や社内研修などで、この言葉をご存知の方は多いだろう。
この本では、会議を変えるにはまず「隠れファシリテーション」をしようと主張している。
新人や途中からプロジェクトに入った人間がいきなり仕切り出しても、誰もついてこず変化が起こせないからだ。
隠れファシリテーションの要所は2つ。
- 会議の終了条件を引き出すこと
- 決まったことを明らかにすること
「会議の終了条件」という考え方は分かりやすいのでおすすめだ。
目的やゴールと言われると詰まってしまうものが、「どういう状態になればこの会議は完了したと言えるのか」という問いに変換することで、明確になる。
前に出て仕切るのではなく、会議が始まる前にしれっと聞けば良い。
決まったことを明らかにすること。
要するに誰が何をいつまでにやるのかだ。
これもとりあえずは終わり際に聞けば良い。慣れてきたら、書いてメールなりチャットなりで共有すれば良い。
新卒の頃は、何をして良いか分からず、会議に出てもただじっと見守っているだけという時は多かった。
そんな新人に仕事を与えつつ、会議がスムーズになり、かつ始まりと終わりが明確になってくるこの方法はおすすめできそうだ。
そんな感じ。