読んだ本 - 2021年6月
2021年6月に読んだ本の中からピックアップです。
ダチョウ力
面白い面白いと聞いていたが、噂通り面白かった。
ダチョウというニッチなテーマを研究している人と出会う機会は、普通に生きていればなかなか訪れないだろう。
そんな人の体験談に触れることができるのが、本の良いところ。
コロナ禍においても、こんな異端なところからイノベーションが起きるかも?というワクワク感を感じられる。
知的生活の方法
かなり古い本ですが、面白かった。
知的な生活に憧れを抱き、実践していく著者の考えは、時にひとりよがりだし科学的根拠に欠けているものもたくさんある。
しかし、それで良いのだと言いたい。
正しいと信じ、そこに美しさを感じる生活を実践して生きる。
そうやって時代ごとに知的生活を繋いでいくことの美徳を感じられる本だった。
蔵書がその人の知的レベルを作るといった話は身に染みる。若い頃は図書館で良くても、じきにしっかりした蔵書を持ちたいなぁ。
世界一子どもを育てやすい国にしよう
出口さん駒崎さんの対談本。
老害と言われてもおかしくない年で、これだけアイデアが出てくるのは凄いなぁと感心した。たくさん読むことが人格を作るというのは、この人を見ていればある程度証明されていると思う。
子を持つと、今生きている世界が自分だけのためじゃなくなってくる。
我が子の未来をより良いものにするために、何ができるか。
日本の子育て現在地を確認しつつ、どこへ向かうべきかを認識できる良書。
管理ゼロで成果はあがる
ありきたりな内容もちらほらあったが、「仕事ができる」を階層別に可視化したフレームワークは分かりやすかった。
まずレベル1として与えられた仕事をきちんとこなせる人がどれだけいるか。そういう人材を集めないと、そもそもの基盤が揺らいでしまう。
昨今言われてきている採用の重要性についても触れられている。
ビジネスの変化が加速し人の動きが流動的な時代だからこそ、積極採用で失敗している企業は多い。
リモート推進もあり、本当にレベルの高い企業は半端な人材を取る必要が無くなってくるだろう。
そんな中勝ち残っていくために、離れていても力を発揮できるチームマネジメント力やリーダーシップが求められる時代がくるだろう。
働き方革命
熱かった。
個々人が働くを捉え直すことで、社会を変えていく。そこから革命が起こるんだと。
働き方に関してはまったくその通りで、何かが変わるのを待っていても、何も変わらない。
それぞれが「こんな仕事だけの人生で良いの?」と自問自答し、「いやいやそうじゃないでしょ!」と気付き行動を変えていくことでしか、もうこの国は救えないと思っている。
ブラックだというなら、さっさと力を付けてそこから抜け出そう。
現状に甘んじるな。自分の人生をただただ仕事に支配されるなんて、どう考えても間違ってる。
声を上げて、自分から革命を起こそう。
その他読んだ本はブクログからどうぞ。
そんな感じ。