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TodyでGTDシステムから「マイナスをゼロにする」タスクを切り出し、生活をメンテナンスする

最近Todyという掃除管理アプリを購入しました。

Tody

Tody

  • LoopLoop
  • 仕事効率化
  • ¥860

860円とそこそこの値段がするので迷いましたが、やりたいことにがっちり合致していると感じ思い切って購入。

結果、家事掃除がうまく回りだしました。

 

全てを一つのタスク管理ツールに詰め込むと、「コンテキストの差」を管理するコストが発生する

まさにままなんですが、GTDの原則は一つの場所にタスクを集約することです。

でも一つの場所にタスクを集約してしまうと、「その中でのコンテキストの差」を管理する必要が出てくる。

 

例えば、そのタスク管理ツールに登録しているタスクが全て家で行うものだけなら、「家」というコンテキストは管理しなくて良くなる。

これが在宅勤務の良いところでもあって、移動を減らして発生するコンテキストのパターンを減らすと、同時に管理するコンテキストのパターンも減らせる。

 

基本OmniFocusでタスクを一箇所に集約し処理しているわけですが、どこかで管理するタスクに制限をかけないと、さして重要でないタスクと重要なタスクが混在してしまう。

すると今度は「重要度」という軸で管理する必要性が生まれてくる。

こういうことの繰り返しで、管理するタスクの幅を広げすぎると、その中でビューを綺麗に保つために、管理項目が増えていくという問題がある。

 

細かくて分量が多い家事掃除タスクは、管理コストに無駄が多い

タスクの中で特に粒度が細かくて分量が多いのが、家事である。その中でも掃除に関するタスクというのは非常に多い。

例えば風呂場を掃除するだけでも、「風呂場を掃除する」だとさすがに粒度が粗すぎる。

例えば「床を磨き掃除する」とか、「換気扇フィルターを交換する」とか、「鏡を拭き掃除する」とか、場所や頻度によって分けておかないと、適切な頻度で無駄なく処理できない。

 

家事もそうで、ある程度まとめて処理するのも一つの方法論だが、分ければ分けるほど取り掛かりやすくなるという大きなメリットがある。

例えば猫周りのタスクだけ見ても、「寝室の水を替える」「リビングの水を替える」「餌を補充する」「ブラッシングをする」など、ざっと5個〜10個くらいのタスク量になる。

 

これら一つ一つに「リビング」とか「寝室」といったコンテキストを割り当てて、複雑な繰り返し設定をするような管理コストを削減したいというのが課題としてあった。

 

「マイナスをゼロに戻し続ける」タスクと、「ゼロにプラスする」タスクを切り分ける

先日話題になったこのツイートでも言われてますが、家事というのは「マイナスをゼロにしつづける」といった特徴を持つタスクです。

タスク管理に並ぶ他のタスクを見てみると、「ゴールがあってそのための一歩のタスク」とか、「自分を磨くためのタスク」とか、ゼロをプラスにしていくものがたくさん並んでいます。

 

こういったタスクと家事を同列で並べてしまうと、「マイナスをゼロにすることにかける時間」と「ゼロにプラスする時間」を分けることができないため、ずっとマイナスをゼロにしているだけで終わる一日というのが出てきます。

これが精神上良くない。

 

それよりは、「マイナスをゼロにする時間」は一日の中で時間を絞って効率的に片付けて、余った時間は「ゼロにプラスする時間」にどんどん投下していく方が良い。

 

そう考えると、家事や掃除は別の管理ツールに切り出して、メインのタスク管理ツールやカレンダー側には「30分家事をする」と入れて繰り返し設定しておくだけという座組みも結構しっくりきます。

これは以前紹介した「あとで読む」というタスクをPocketに切り出すテクニックと同じです。 

gengo-k.hatenablog.com

 

 

Todyはまさに「マイナスをゼロにする」を具現化したアプリ

ここでやっとTodyに戻ります。

Todyはまさにこの「マイナスをゼロにする」を具現化したアプリで、登録した家事の周期が迫るとじわじわとステータスバーが赤に近づきます。

これを完了すると緑に変わり、「今そのタスクは手出しする必要は無い。安心しろ。」ということを視覚的に教えてくれる訳です。

 

これこそがまさに家事管理ツールに求めていたUIで、「一定の周期でしておくと精神衛生上良いもの」をここに集約していくだけで、やるべき時にしっかりやって、そうでない時には完全に忘れることができるようになってきます。

 

同時に、メインのタスク管理ツールはやたらとすっきりするので、自分を前に進めるタスクに集中しやすくなります。これは凄い。

 

ここ数年タスク管理はOmniFocusで安定してきていたところでしたが、これはまたタスク管理を一歩先に進める良いアプリと出会えました。

ただ目の前の雑務を片付けて気持ちよくなるタスク管理から、未来の理想の自分を実現すためのタスク管理へ。

 

「メンテナンス」に相当するものはある程度集約できる

家事掃除以外にも、「爪を磨く」とか「耳かきをする」とか、自分のメンテナンスみたいなタスクも一緒に入れて使ってます。

これをどこで切り分けるかは、少しセンスがいります。

 

今日やらなくても、大きな問題にはならないもの」であれば、ある程度何でもTodyに集約してしまうのもありだと思います。

例えば歯磨きやお風呂に入るなどは、今日やらないと気持ち悪いですよね?そういったものをここで管理しようとすると少しおかしなことになりますが、そうでなければGTDシステムから切り出してこちらに集約していくのもありです。

 

例えば私の場合は、「上半身を鍛える」「下半身を鍛える」といった筋トレ系タスクを入れて、2日周期で交互に実行できるようにしています。

これも自分の体の「メンテナンス」と捉えると分かりやすいかもしれません。

家事も掃除も、この「メンテナンス」なわけなので。

 

↓一部ですが、Todyに登録しているタスク達。

こんな感じで上から片付けていけば、生活のメンテナンスができるようになっています。 

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いやー、超おすすめです。

Tody

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では。